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カセットテープが回らない!?切れた!?カセットカセットテープの「困った」を徹底解説!

こんにちは! カセット・MDダビング専門店「メモリーアルバム」の店長です!

 

5月も後半に入り、佐賀の街もすっかり初夏の陽気になってきましたね。 

 

最近店長は、友人のお誘いで「道の駅」スタンプを集めるのに結構ハマってます。

近いうちに、道の駅のネタも書こうかと思います。

 

さて、以前のブログでは「カセットテープのカビ」について詳しくお話ししましたが、実はカビ以外にも、長年保管されていたカセットテープにはいろいろなトラブルがつきものなんですね。

 

 「カビていないから大丈夫!」と思ってカセットデッキやラジカセで再生してみたら、思わぬ事態に……なんてこともあるんですね。

 

今回は、私が今までダビングや学生時代カセットでのエアチェックにハマっていたころ経験したことをもとに、「カビ以外のカセットテープトラブル」について、その原因と対策、そして簡単な修復の方法なども書いていきたいと思います! 

 

ちょっと長くなりますが、大切な思い出を守るためのヒントが詰まっていますので、ぜひ最後までお付き合いくださいね。

 

 

1. 恐怖の「わかめテープ」!カセットテープが伸びてしまう原因とは?

 

まず一番多いのが、カセットテープがヨレヨレになってしまう、通称「わかめテープ」です。

「わかめ」と言っても、カセットテープが、あの海藻の「わかめ」になるんじゃなくて 見た目が海藻の「わかめ」のように波打ってしまうことからそう呼ばれているんで安心してくださいね。

この「わかめ」現象が起きると、カセットテープとカセットデッキのヘッドと呼ばれる音を読み取る部分の接触が悪くなって、音がフラフラと揺れたり、最悪の場合はデッキの中でカセットテープが絡まってグチャグチャになってしまいます。

 

では、なぜ「わかめ」状態になってしまうのでしょうか? 

大きな原因は、カセットテープの保管場所の「温度変化」です。 

カセットテープは熱にとても弱く、特に夏場の高温になる部屋や、直射日光が当たる場所に置いておくと、セットテープのテープ部分にあるベース素材であるポリエステルフィルムが伸び縮みしてしまいます。

また、意外と知られていないのが「デッキ側の不調」です。 

 

長年メンテナンスしていないデッキは、カセットテープを挟んで送り出す「ピンチローラー」というゴム部品が劣化して固くなったり、ベタついたりしています。 

そのような状態のピンチローラーで無理にカセットテープが通ると、カセットテープが引き伸ばされて「わかめ」になってしまうんですね。

 

 

2. 「プツッ」と切れた!リーダーカセットテープの剥がれと接合修理

 

次に多いのが、カセットテープがいわゆる「切れる」トラブルです。

 久しぶりにカセットデッキの再生ボタンを押した瞬間、「ブチッ」という嫌な音がして止まってしまった……。

 そんな経験はありませんか?

これは、カセットテープが経年劣化等で切れやすくなっている状態で、デッキの無理な力がかかって切れたんですね。

 

また、これもあまり知られてないですが、カセットテープがテープの途中で切れるよりも、「リーダーカセットテープ(巻き始めの透明な部分)」と「磁気カセットテープ(茶色の部分)」のつなぎ目で剥がれてしまうケースが多いんです。

なぜこの部分が多いかというと、 この部分は接着剤等で接着されているんですね。

 

新しいカセットテープの状態ならいいのですが、20年、30年と経つと接着剤が乾いてパリパリになり、粘着力がなくなってしまうんですね。

 

こうした切れたカセットテープの修理は、なかなか普通の方では難しいのですが、テープの状態によっては当店でも修復を行っています。専用のスプライシングテープ(接合用テープ)というのを使い、慎重につなぎ合わせます。

 

ただ、残念ながら切れた部分そのままつなぎ合わせても、修復テープの部分がありますので、どうしても音が途切れてしまいます。

 

 

3. 「キィィィー!」という異音。正体は内部の摩擦?

 

再生中に「キィィィー」「キュルキュル」という高い音が鳴り響くことがあります。

これは「鳴き」と呼ばれる現象で、主な原因は2つです。

 

1つ目は、カセットテープ表面の劣化です。

カセットテープの磁気面に塗られた潤滑剤が失われ、ヘッドとの摩擦が大きくなって音が出てしまうパターンですね。

 

2つ目つは、カセットテープを入れているカセットハーフ(プラスチックのケース)内部の摩擦です。

カセットの中には、カセットテープがスムーズに回るように「スリップシート」というシートが入っています。

一般的には黒いのですが、透明なものもあります。

 

このシートに汚れが溜まったり、シート自体が変質したりすると、回転の抵抗になって異音が発生します。 

これがひどくなると、摩擦の負荷でデッキのモーターが止まってしまい再生できない場合もありますね。

店長もいままで、何度かこのトラブルを経験しました。

 

また、カセットハーフには、カセットテープがスムーズに移動するように、下の方の両端に「ガイドローラー」というローラーがあります。

このローラーの軸の部分が上手く回らず、異音が出るんですね。

 

こうした場合は、一度カセットハーフを分解し、内部を清掃したり、必要に応じて滑りを良くする処置を施します。

それでも直らない場合は、カセットテープを別のカセットハーフに丸ごと移し替えることも行いましたね。 

 

 

4. 大切なカセットテープを長持ちさせるための保管アドバイス

 

前回のカビの記事でも書きましたが、大事なことなので、これ以上トラブルを増やさないための、ご自宅でできる保管のコツをお伝えしますね。

 

  • 「湿気と直射日光を避ける」 
    これは基本中の基本ですね。
    湿気はカビを呼び、直射日光はカセットテープを「わかめ」にします。押し入れの下段よりも、風通しの良い上段の方がおすすめです。
  • 「たまに早送りと巻き戻しをする」 
    ずっと同じ状態で置いておくと、カセットテープ同士がくっついてしまう「転写」や「固着」が起こりやすくなります。
    1年に一度くらいは、最後まで早送りして、また巻き戻してあげると、カセットテープに空気が入ってリフレッシュされますよ!
    ただ、これはカセットデッキやラジカセなどがないと、現実的には難しいですね。

 

ですので、大切なカセットテープは、当店のような専門業者でCD-Rのようなデジタルデータにできるだけ早くダビングするのがベターだと思います。

 

 

いかがでしたでしょうか? 

今回はカセットテープに良くあるトラブルの解説でした。それでは、また次回のブログでお会いしましょう!