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カセットデッキの修理やってみました

こんにちは。

本当に遅くなりましたが、あけましておめでとうございます!

 

ブログの更新も本当に久しぶりになりました。

実は、去年ヤフオク関係で、新しい出会いがありまして、今年から(正確に言うと去年の12月からですが)カセットデッキの修理・メンテナンスに挑戦してます!

 

思えば小学校6年生の頃、家にある小さなトランジスタラジオから流れてきたジュリーの曲に感動したのが、最初の音楽・オーディオに触れた時でした。

 

それから、何十年、、、

こうやって、カセットテープのダビング業をやっているとは、思いもしませんでしたが、いつの頃からか、いつかカセットデッキの修理・メンテナンスをやってみたいと思っていました。

 

しかし、佐賀の田舎では、図書館や本屋に行っても修理系のまとまった本があるわけでもなく、今のようにネットで情報を見ることができるわけでもなく、なかなか本格的に始めるきっかけをつかめませんでした。

 

しかし、最初に書いたとおり、去年ご縁がありまして、いろいろご教授していただける方と出会いがあり、本格的にやってみようと思ったのでした。

やはり、思い続けているとどこかで繋がるものですね。

 

家には、主にヤフオクで落札した結構な数のカセットデッキがあります。

 

カセットデッキ全盛期から、大体数十年経っていますので、その中には、メンテナンスをしないと動かいないものも結構あります。

そこで、今回から忘備録も兼ねて、カセットデッキの修理・メンテナンスをブログにて書いていこうと思います。

 

記念すべき第1回目(1台目)は、ヤフオクで完動品で落札した、

 

VICTOR 「KDーA5」

 

になります!

落札した時期は、ほぼ完動でしたが、久しぶりに動かしてみると、再生してもすぐに止まってしまいます。

よく見るとカウンターが動いていません。

これはKD-A5シリーズあるある、カウンターベルトの劣化だと思われます。

多分、カウンターベルトを交換したら、動作そのものはすると思われますが、せっかくですので、できるだけメンテナンスしたいと思います。

 

カセットデッキは、こちらで詳しく解説されています。

カセットデッキ好きなら、まずご存知なのではないでしょうか?

 

https://audio-heritage.jp/VICTOR/player/kd-a5.html

https://audiof.zouri.jp/kd-a5.htm

 

59,800円(いわゆるゴッキュッパ)の価格なのに、

メタルテープ対応・2モーターフルロジック・センダストヘッドなどなど

素晴らしいコスパのデッキとして、VICTORの渾身の1台でした。

 

早速、お知り合いになった方(これからは勝手ながら師匠と書かせて頂きます)から頂いた、メンテナンス資料を見ながら分解していきます。

 

メンテナンス資料ですが、これがどうも海外仕様らしく英語で書かれてあります!

これを日本語に訳しながら進めていきます。

英語と言っても、テクニカルな英語なので、単純に単語を約して並べるだけでも何となくわかりますね。

この日本語訳の作業も楽しい時間ですね。

 

では、始めていきましょう!

まず、上盤を外します。

こんな感じです。

本体自体もかなりきれいだったのですが、裏もとても綺麗ですね。

 

今回のメンテナンスは、動かない症状の原因、カウンターベルトを中心に見ていきたいと思います。

 

メカ部分です。

こちらも綺麗ですね。

 

横から

後ろから

メカ裏から、

キャプスタンモーターの外見もとても綺麗です!

ただ、よく見てみると、キャプスタンベルトにところどころヒビが入っています。

これも交換しないといけないようですね。

 

メカ部分と本体は、半田ではなく、コネクタでの配線で繋がれていますので、外すのは比較的簡単です。

どれがどのコネクタかわかるように、アルファベットを振っておきます。

こんな感じでうまく外れました。

外したネジなどは写真に自分用のパーツの番号振って、100均の小物入れに分けて入れておくと間違わないので安心です。

カセットフォルダー部分を外すとこんな感じになります。

メカを外した本体です。

裏からだとカウンターベルトを見ることができます。

触って、張り具合を見てみましたが、やはりかなりヘタっていました。

 

このカウンターベルトがヘタっていると、カウンターが回らなくなります。

カウンター部分には、マグネットホイールとセンサーがあり、カウンターが回転することで、テープが回っているとデッキが認識します。

なので、これがうまく回らないと、センサーから回転信号がうまく発信されなくなり、テープが止まっていると勘違いして再生などがストップするんですね。

 

カウンターベルトを外すために、カウンター部分のパーツを止めているネジ(パーツR)を外します。

無事外れました。

新品のカウンターベルトを注文しないといけないのですが、その前に、ベルトの直径を幅を決めないといけません。

いろいろな測り方があるようですが、今回は、ベルトの半分の長さと幅をノギスで測って計算し大体の直径と幅を出しました。

 

ただ、測った直径のままだと、伸びたままの長さになるので、少し小さなサイズ(90%計算)で何種類かを注文します。

今回は、ø40、45、50で幅1.1mmを各1本注文しようと思います。

まだまだ先は長くなりそうですので、今回はこれくらいにしとこうと思います。

続きをお楽しみに〜。